2017-03

2016・11・26(土)カメラータ・ザルツブルク

     神奈川県立音楽堂  3時

 名門カメラータ・ザルツブルク。今回はオーボエの名手ハンスイェルク・シェレンベルガーの指揮で来日。
 神奈川県立音楽堂主催によるこの日の演奏会はモーツァルト集で、「ディヴェルティメント第11番ニ長調K251」、「クラリネット協奏曲」(ソロはアレッサンドロ・カルボナーレ)、「交響曲第40番」という、魅力的な名曲プログラムだった。

 「ディヴェルティメント」では、シェレンベルガーは、半円形に拡がるオケのその中央に座ったままオーボエを吹いていたが、音量の点で、あまりソリストとしての存在感を誇示しなかったようにも思われる。
 次の「クラリネット協奏曲」では、彼は指揮者としての場所に位置し、カルボナーレが繰り広げる見事な技術と音楽性に満ちたソロとの対話を美しく交わした。オーケストラの演奏もしっとりして、これが今日の白眉だったであろう。

 「40番」は、弦6・5・4・3・2の編成、クラリネットなしの版で演奏されたが、これはシェレンベルガーの好みでもあるのか、管の音量が非常に大きい。そのため一風変わった音色となり、しかもかなりごつごつした音楽になった。フレーズの変わり目、主題の移行の個所などでは、彼は随分、テンポの変化に凝った指揮をする。
 こういった特徴のためか、安穏と聴く「40番」の演奏とは言えなかったけれども、しかしこれは、いつ聴いても、本当にいい曲だ。戸外に雪でも降っていれば、さらにこの曲の雰囲気と合うだろう。が、今日は好天である。

 この曲の演奏が終ったのが、5時近く。とりあえずここで失礼して、紅葉坂を急ぎ下り、JR桜木町駅までは10分ほど。次のミューザ川崎での6時の開演に間に合わせるべく、京浜東北線に飛び乗る。川崎までは16分で行けるのだが、最近の電車は当てにならないので、ぎりぎりに出ると危ない。現に東海道線はダイヤ混乱、大幅に遅れていた。

コメント

私も当日行きました。当日券なので後ろの方で聴きましたが、40番では管も弦もちょうどいいくらいに響いてました。かなり聴く場所によってイメージが違ってくる類の演奏だったのかもしれません。

>戸外に雪でも降っていれば、さらにこの曲の雰囲気と合うだろう。

でもそうなっていたらバイエルン放送に間に合わなくなっていたかも。しかもあの坂ですのでさらに危険。

アンコールは、ディヴェルティメント第11番ニ長調 K.251、の第六楽章。この日順番を入れ替えて最初に演奏された曲です。

兵庫で拝聴しました!

兵庫県立芸術文化センターではオールモーツァルトツァルトプログラム。ディヴェルティメント第11番、ヴァイオリン協奏曲第5番トルコ風、ソリストは堀米ゆず子さん、それと交響曲第41番ジュピターでした。シェレンベルガーさんの指揮は素晴らしい!とりわけ交響曲第41番ジュピターは圧巻でした。堀米さんのヴァイオリンも円熟味がありました。私、カメラータ・ザルツブルクは初めて拝聴するのですが、さわやかな笑顔が印象的でした。楽屋口で楽団の方々と少しお話した時も腰が低い方々で、名門というのはこういう楽団の事を言うのだろうなぁ♪って癒されましたぁ!

11番のディベルトメント

珍しい11番のディべルトメントが入っていたので行きたかったのだが。この曲40年ほど前。マタチッチがN響を指揮した放送録音を何度も聞いたものだった。その後いろいろな演奏のLP、CDで聞いてもあの愉悦は起きなかった。その時、大野亮子さんのピアノ独奏で24番のコンチェルトも演奏されていて、これも見事なものだった。あの録音もう一度聞きたいものだ、

お疲れさまです。 先週のコンサート三昧のツケが回ってきて超多忙だったため、かなり遅れてのコメントをお許し下さい。  私は、この日は井上道義の38年ぶりのN響定期出演を聴きたく、そちらを選びました(金曜はパリ管に行ったので)。 てっきり東条さんもこちらを聴かれたのかと予想してましたが・・・ハズレました(笑)。 ショスタコファン狂喜のプログラム。おまけにロイヤル・フィルのダンカン・リデルがゲスト・コンマス。ラッキー!  物凄い名演でした!特にヴィオラ以下の低弦が、昔のN響のようなゴツイ音を出していたのには驚きました(昔・・・と言っても私がクラシック音楽を聴き始めだ80年代後半あたりのことですが)。 復帰後の井上を聴くのは、東フィルとのショスタコ「7番」以来、2回目ですが、相変わらず颯爽としていて大病を患っていたというのがホント信じられない(信じてますが)。 バスドラのお嬢さん、華奢な体で力演してました。お疲れさまでした!! ついでだから脱線するとこのコ、パーヴォ・ヤルヴィ/「展覧会の絵」では、「キエフの大門」での鐘を担当していたのですが、鉄アレイみたいなバチを振りかぶって殴って・・・いや、叩いていたのが超キュート・・・いや失礼、印象的でした。実は、アンドレ・プレヴィン/「ばらの騎士」組曲 他 でお見かけして以来、ファンです・・・。それはさておき、これをキッカケに井上道義のN響定期出演の機会が増えることを願わずにはいられません(N響は、地方公演ではどうもノリが悪いので)。やっぱりショスタコかなぁ・・・。「4番」や「7番」を 居眠り常習の年配定期会員が、飛び起きるくらいのド迫力で演奏してほしい。マーラーもイイなぁ・・・・。  終演後、私も大急ぎで川崎へ向かいました。

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