2017-10

2016・10・9(日)ジョナサン・ノット指揮東京交響楽団

     東京オペラシティ コンサートホール  2時

 東京オペラシティシリーズの一環で、創立70周年記念の欧州公演プレコンサートの一つでもある。武満徹の「弦楽のためのレクイエム」、ドビュッシーの「海」、ブラームスの「交響曲第1番」というプログラムだったが、前半の2曲のみを聴く。コンサートマスターは水谷晃。

 「レクイエム」は、弦の音色こそやや硬質だったが、これは多分、意図的につくり出されたものだったのだろう。静かだが、生気にあふれた演奏の「弦楽のためのレクイエム」とでもいうべきか、この曲に秘められた形式感を確固たる形で浮き彫りにした演奏だ。
 私は最近、武満の音楽を聴くと、日本庭園を見た時に感じるような、懐かしく陶酔的な気持に引き込まれるのだが、今日はそれがひときわ強かった。ノットと東響の演奏には、何かそういう感情を呼び覚ますものがある━━のかもしれない。

 この静的な「レクイエム」と、次の起伏豊かで壮麗な「海」との、作品の性格における対比、および今日の演奏における対比は、見事なプログラミングの妙味だった。かりにこの2曲が、ステージ転換を置かずに、続けて切れ目なく演奏されていたら、さらに面白い効果が生まれていたかもしれない。

コメント

>ドビュッシーの「海」、ブラームスの「交響曲第1番」というプログラムだったが、前半の2曲のみを聴く。

お仕事とはいえ、肝心なメインディッシュ抜きとは大変ですね。
結果は、東響のFacebookを見てくださいね。

このコンサートで、ブラームス交響曲第一番を聴かなかったことは、おそらく、不運で、失敗です……

お邪魔します。私はこの日、前売りチケットを購入していたのに急な仕事の都合で行けなくなりました。ブラームスの「4番」のCD(バンベルク響)がとても好く、大いに期待していたので残念です。やはりスゴかったですか・・・。私にとっても不運でした。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://concertdiary.blog118.fc2.com/tb.php/2542-52958971
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

Since
September 13, 2007

これまでの来訪者数

最近の記事

カテゴリー

全記事表示

全ての記事を表示する

RSSフィード

ブログ内検索

プロフィール

リンク

News   

雑誌 モーストリー・クラシック に連載中
「東条碩夫の音楽巡礼記」