2017-08

2016・10・4(火)アンネ=ゾフィー・ムター 初日

     サントリーホール  7時

 1曲目に演奏されたアンドレ・プレヴィンの「2つのクァルテットとコントラバスのためのノネット」は(日本初演)は、2014年にムターの依頼により作曲されたものとのこと。
 このお二人、ハテ、でも、今は? と思ってしまうが、プレヴィンは最近になっても彼女に何曲か作品を献呈しているという話で━━そういうおとなの関係はすてきですね。ただし、言っちゃ何だが、曲としてはさほど面白いものではない。

 そのあとは、バッハの「2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調」と、ヴィヴァルディの「四季」。アンコールは「四季」の「夏」の終楽章とバッハの「管弦楽組曲第3番」の「アリア」と進む。

 協演していたのは「ムター・ヴィルトゥオージ」という8人の弦楽奏者および「サントリーホール室内楽アカデミー」選抜メンバー7人、そしてチェンバロのランバート・オーキスである。
 しかしまあ、この弦楽セクションの演奏の鮮やかなこと、特に「四季」では、変幻自在のムターのソロにぴたりと合わせて縦横に躍動する小気味よさは筆舌に尽し難いほどで、そこにはシンフォニックな量感も兼ね備わっている。若い弦楽奏者たちの中央に屹立してリードするムターの姿は、まさに女王の風格だ。その演奏も同様。

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