2017-03

2016・8・13(土)ザルツブルク音楽祭(1)
リッカルド・ムーティ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

     ザルツブルク祝祭大劇場  11時

 昨夜ザルツブルクに入る。空港に着いた時には小雨で寒かったが、今日は幸運にも快晴。日差しは強く眩しいが、非常に爽やかで快い。観光シーズンとあって、どこもかしこも雑踏の極みである。

 ムーティ指揮ウィーン・フィルのマチネーの、3日公演のうちの今日は初日。R・シュトラウスの組曲「町人貴族」と、ブルックナーの「交響曲第2番」というプログラム。

 今回、廻って来た席が1階席の3列目の8番という位置で、あまりにもオケに近すぎるため、音のバランスも何もさっぱり分からないけれども、そこはウィーン・フィル、特にR・シュトラウスの、しかもこういう曲をやるとその香気たるや比類なく、ただ音に浸っているだけで至福の時間に浸ることができる。
 しかもコンサートマスターのライナー・キュッヒルをはじめ、各パートのソロの洒落ていることといったら━━。第1ヴァイオリンの後方パートが弾く短い音型に合わせ、キュッヒルが3回もしゃっくりのような動作をしてみせるあたり、いかにも楽しそう。

 ブルックナーの「2番」は、ムーティらしいストレートなアプローチだが、ここでもウィーン・フィルの量感は素晴らしく、弦の細かい音の動きが結集し、むくむくと巨大に盛り上がって来るあたりでの物凄い力感は、さすがのものがある。
 嵐のように進んで行った第4楽章の終結では、ムーティもウィーン・フィルも、あたかも魔神のような勢いを聴かせた。これだけでも、後方の客席や2階席が沸くには充分だったろう。

 ちなみに今年はブルックナー没後120年とあって、ザルツブルクでのウィーン・フィルは、メータ指揮で「4番」、マリス・ヤンソンス指揮で「6番」を演奏するプログラムを組んでいる。

コメント

遠方までお疲れ様です。ウィーンフィルのコンサートマスターのライナー・キュッヒルさんは、確か一年間の定年延長契約で今年の8月までだとお聞きしています。だとしたら、これがコンサートマスターとしてのラスト公演でしょうか。(間違ってたらごめんなさい。)

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