2017-06

2016・7・22(金)小山由美メゾ・ソプラノ・リサイタル

    Hakuju Hall  2時

 「ワンダフルONEアワー」と題されたこのシリーズ、第22回である。1時間のプログラムで昼夜2回公演。
 客席はぎっしりで、しかも女性客が圧倒的に多い。

 小山由美が歌ったプログラムは、チレアの「アドリアーナ・ルクヴルール」からの「苦い喜び、甘い責め苦」、ビゼーの「カルメン」からの「ハバネラ」と「セギディリア」、サン=サーンスの「サムソンとデリラ」から「春の訪れ」と「君がみ声にわが心開く」、リムスキー=コルサコフの「不死身のカシチェイ」から「夜が来た」。
 作品ごとに衣装を変えて登場するという、1時間のコンサートにしては、甚だ凝った趣向である。

 そしてピアノで協演した佐藤正浩がプッチーニの「マノン・レスコー」からの「インテルメッツォ」と、プーランクの「即興曲第15番」を弾き、併せてトークをやり、ドン・ホセのパートも歌うという大サービス。1時間はあっという間に過ぎる。

 このホールはよく響くので、オペラの歌声にはどう見ても小さいという感だが、歌い手のナマの人間味に触れることができるというのは、なにものにも替えがたい強みである。
 今回のプログラムのテーマは、「悪女」だったらしいが、小山さんの「悪女」は、その本性を全く相手に感じさせずに、色気で迫る・・・・という表現だ(だからなおさら怖いかもしれぬ)。どれも見事で、愉しめたが、特に「不死身のカシチェイ」のアリアでの凄味のあるパワーには引き込まれた。

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