2017-09

2016・5・4(水)ラ・フォル・ジュルネ(4)アフリカン・パーカッション

      東京国際フォーラム ホールB7(ライン)  7時15分

 アフリカ大陸の中央部、タンガニーカ湖の東に位置するブルンジ共和国から訪れた打楽器集団、「ドラマーズ・オブ・ブルンジ The Master Drummers of Burundi」の演奏会。
 これは2年前にユネスコの無形文化遺産に登録されているものの由。

 演奏者は、色彩的な民族衣装を纏った11人の男たちである。
 樽のような太鼓━━解説書を読むと、木をくり抜いて空洞を作り、動物の皮を張ったもの、とのこと━━を打ち鳴らしつつ踊り、跳躍し、声を発して、激烈なパフォーマンスを展開する。

 太鼓の連打も腹と心臓に響くが、それ以上に、その持続力が凄まじい。
 日本の太鼓だったら、序破急の流れとか、静と動との対比とか、変化と起伏のある構成が採られるだろうが、このアフリカのパーカッションは、常に「動」と「強」の連続である。日本の太鼓の演奏会ならクライマックスに当るであろう部分が、こちらアフリカ版では、最初から最後まで、45分間も持続するのである。
 この執拗な、疲れを知らぬエネルギーは、まさにアフリカの大地から生まれたものに他ならないだろう。静謐な山国の日本のそれとは、ケタが違うようである。

 オープニングでは、ステージ袖から、9人の男が頭上に太鼓を乗せ、各々が自ら叩きつつ、前後を守る2人の踊り手と共に登場した。儀式的な雰囲気のダイナミックな舞踏は何人かが交替で務め、その都度見得を切るようにして観客の大拍手を浴びる。最後は太鼓を再び頭に載せ、観客の手拍子に包まれながら、躍るような足取りでステージ袖へ姿を消して行く。

 若い人たちが圧倒的に多い今夜の客席は、ノリもすこぶるよろしい。「観ると面白い。音だけだったら恐い」とは、帰りがけのエスカレーターで私のうしろにいた関西弁の若い女性2人連れの会話。

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