2017-03

2016・5・3(火)ラ・フォル・ジュルネ(2)ウラル・フィル

      東京国際フォーラム ホールA(ロワール)  7時15分

 「ラ・フォル・ジュルネ」にはほぼ毎年登場して来るオーケストラ、ドミトリー・リスが指揮するウラル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会。

 これを聴きに行ったのは、細川俊夫の「循環する海」がプログラムに載っていたからである。
 この曲を前回聴いたのは━━つい最近のような気がするが、実はもう9年も前になる━━準・メルクルと国立リヨン管弦楽団の演奏(2007年11月6日の項)だった。あの時のような丁寧な演奏でないとこの人の音楽は生きないから、今日はどうかな・・・・と、聴く前は危惧していた。
 だが、思いのほか繊細な表現も備わった、囁くような最弱音から量感豊かな昂揚まで念入りに構築された演奏が聴けて、一安心。その前に演奏されたドビュッシーの「海」が、少し重いけれどもそれなりに何とか雰囲気もあったので、併せて聴いて、損はなかったと思う。

 それにしても、5008席を持つこの巨大なホール━━今日はプレスにあてがわれた席が1階38列の下手側だったが、未だ背後に相当な列を残す位置でありながら、ステージはすでに雲煙万里の彼方。オケも、前の方に座っているお客さんも、まるで豆粒のように見える。

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d.リス/センチュリ響

ウラルフィルの指揮者ドミトリー.リスの指揮する日本センチュリ響の定期を聞いた。5/14日.ショスタコーヴィチのVn協奏曲2番と悲愴というプログラム、ツイマーマン(息子のほう)晦渋な曲を彼は見事にひきこなした。ホールに溶け込む音色が魅力の逸材だ。そして悲愴、オケに仁王立ちするリス氏。数年前大フィルでショスタコ8番を聞いたときはきがついていなかった指揮の魅力。大振りでかつ縦横無尽の力強さと深さ。恐るべき能力のロシア人だ。3楽章はものすごいスリリングさで駆け抜けそして4楽章の終わりのバスのppのピッチカートの響が胸に痛い。オケはあおられていつもよりぶ厚いやわらかい絃を引き出した。客席は6割の入りで気の毒だったが昨年のコンセルヘボウの悲愴より数段感動した。再度の客演を願う。今度はショスタコ10、11番を。

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