2017-08

2016・3・23(水)「ナイトミュージアム」コンサート

   国立科学博物館地球館・常設展示室  7時

 「東京・春・音楽祭」公演のひとつで、これは同音楽祭実行委員会と国立科学博物館の共催の由。
 国立科学博物館の地球館・常設展示室の3階から地下2階までを使い、各々のフロアで5種類の演奏会(各15分~20分)と2種類のスペシャルトークを編成、客は好みのものを順に聴いて歩く、という趣向だ。

 各展示室も大半は昼間と同様に公開されているので、演奏を遠く近く聴きつつ、恐竜や古代人など地球史の展示を見ながら歩くことができるというオマケもついていたのは有難い。
 ただし、「ナイトミュージアム」とは言っても、館内あまねく煌々と照明がついているから、不気味な雰囲気など全然ない。例の映画のようには行かないのが、残念といえば残念か。

 それでも、巨大なティラノサウルスやアパトサウルスの骨格の横で篠崎和子さんがハープの演奏をしたり、古代生物の標本の傍で三村奈々恵さんがマリンバの演奏会をやったり、零戦の飛行機を背景に小林壱成さん(ヴァイオリン)と鳥羽亜矢子さん(ピアノ)がデュオを繰り広げたり、という趣向は、聴覚と視覚の不思議な不均衡と、同時に不思議な調和を感じさせ、一風変わった音楽会として面白さを生む。
 もっとも、折角の綺麗なハープの演奏に、近くのエスカレーターのうるさい注意アナウンス「ヨイコノミナサン・・・・」なんてのが混じって来るなどというのは興醒めで、こういうところには規則一辺倒でなく、もっと神経を使って欲しいものである。

 どの会場も椅子はごく僅かしかないので、長時間歩きまわり、しかも立ったまま聴く、というのは、些か疲れる。むしろ、恐竜やミイラが動き出しそうな暗い会場で不気味な雰囲気に浸りつつ、1時間ほどゆっくり座ったまま落ち着いて演奏を聴く、という趣向もあっていいと思うのだが、しかし、そんな展示室はなさそうだ。もともと音楽会場ではないのだから仕方がない。

 なお演奏会としてはその他にも、大田智美のアコーディオン・コンサート、若林かをり(フルート)と小暮浩史(ギター)のデュオ・コンサートがあった。
 また6時半から8時まで中2階のドリンクコーナーが開かれ、配布プログラムに添付された無料チケットによるドリンクが供され、有料のサンドウィッチやミニ・ソーセージドッグやミニ・パイなどが食べられるというサービスもあった。

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