2008-09

6・30(月)オラリー・エルツ指揮ルツェルン交響楽団

  サントリーホール

 1806年創立というオーケストラ、客演指揮者オラリー・エルツ(エストニア出身)とともに初来日。

 いきなり悪口になって何だが、1曲目の「魔弾の射手」序曲冒頭、4本のホルンのバランスのあまりの酷さには仰天した。1番奏者の音がほとんど聞こえない上に、他の3人が勝手気ままな音量で吹きまくるので、あの有名な旋律と和音の骨格が滅茶苦茶になってしまっているのだ。特に4番奏者の音の粗さには唖然とさせられるほど。ホルン奏者たちの感覚を疑うが、こんな演奏を許す指揮者もどうかしている。

 この曲が終わった時点で余程帰ろうかと思ったくらいだが、幸いに次のショパンの「ピアノ協奏曲第2番」では、ニコライ・トカレフの瑞々しいソロとともにオーケストラも盛り返し、後半のブラームスの「第1交響曲」では、とりあえず渾身の大熱演を展開してくれた。  
 ホルン・セクションもその後はちゃんと吹いてくれたが、全般にいささか粗く、そして強い。上手ければ小気味良いという段階の音量で、本来ならブラームスの交響曲ではこのくらいホルンが強い方が面白いのではあるが・・・・。
 総じて金管が勝っていた感じのバランスだが、12型の弦があまり大きな音を出さないというオーケストラでもあるのだろう。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://concertdiary.blog118.fc2.com/tb.php/239-fca5788d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

News   

雑誌 モーストリー・クラシック に連載中
「東条碩夫の音楽巡礼記」

最近の記事

お知らせ

●旅行日記(8/15〜20)を更新しました。(8/23)
6・26(木)マッシモ・ザネッティ指揮NHK交響楽団を更新しました。(8/18)
7・31(木)ファビオ・ルイジ指揮PMFオーケストラを更新しました。(8/9)
7・12(土)PMF/準・メルクル指揮PMFオーケストラを更新しました。(8/9)
6・20(金)児玉宏指揮大阪シンフォニカー交響楽団を更新しました。(7/18)
6・5(木)ラザレフ指揮読売日響定期 チャイコフスキー・プロを更新しました。(7/18)
6・3(火)パーヴォ・ヤルヴィ指揮フランクフルト放送交響楽団を更新しました。(7/18)
5・30(金)日本フィル第600回(東京)記念定期を更新しました。(7/18)
5・28(水)広上淳一指揮水戸室内管弦楽団を更新しました。(7/18)
5・27(火)クリストフ・エッシェンバッハ指揮フィラデルフィア管弦楽団を更新しました。(7/18)
●7・4〜7・7 旅行日記をアップロードしました。(7/9)

カテゴリー

全記事表示

全ての記事を表示する

RSSフィード

ブログ内検索

プロフィール

リンク

Since
September 13, 2007

Visitors