2017-08

2016・3・1(火)METライブビューイング 「トゥーランドット」

     東劇  6時30分

 1月30日のMET上演ライヴ。
 30年前からおなじみのフランコ・ゼッフィレッリ演出による豪華絢爛たるプロダクションである。今どき、こんなカネのかかるプロダクションを上演する余力のある歌劇場は、METくらいだろう。87年のMET上演映像(レヴァイン指揮、ドミンゴ、マルトン他)のDVDは私のご贔屓盤だし、現地でナマも観たことがあるが、今でもあの舞台装置の鮮度は失われていないようである。

 今回のライブビューイングの休憩時間映像では、METの多面舞台の機構を活用して舞台装置が袖からスライドして来て入れ替わる模様が写されていたが、見事なものだ。
 舞台スタッフは総勢100人とか。彼らが一糸乱れぬ作業で、巨大な舞台をたった30分の休憩の間につくり変えて行く模様も、少し写されていた。ああいうワザができる歌劇場でないと、このゼフィレッリ・プロダクションの「トゥーランドット」は、とても上演できないだろう。

 指揮は、パオロ・カリニャーニ。きびきびしたテンポ運びの演奏がいい。題名役はニーナ・ステンメ、カラフはマルコ・ベルティ、リューはアニタ・ハーディグ、ティムールはアレクサンダー・ツィムバリュク。みんな悪くはないけれども、カラフが少し小粒か。それにハーティグだけが妙にわざとらしく手を動かすのが気になった。
 それよりも問題だったのは、録音であろう。合唱の量感が全く捉えられていないだけでなく、ソリストの声などは部分的に強引なクローズアップが施されており、音響的操作が露骨に感じられて不自然であった。

 終映は9時45分頃。お客さんの入りがいいのは祝着。

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://concertdiary.blog118.fc2.com/tb.php/2375-42aff76e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

Since
September 13, 2007

これまでの来訪者数

最近の記事

カテゴリー

全記事表示

全ての記事を表示する

RSSフィード

ブログ内検索

プロフィール

リンク

News   

雑誌 モーストリー・クラシック に連載中
「東条碩夫の音楽巡礼記」