2017-07

2016・2・28(日)大野和士指揮東京都響のプロムナードコンサート

     サントリーホール  2時

 日曜日午後の演奏会で、しかも人気の音楽監督・大野和士の指揮とあって、客席はほぼ満員。最近の定期などの演奏会には、10年ほど前とは違って男性客が格段に多くなっている傾向がある(男子トイレの長蛇の列で証明される)が、今日はむしろ女性客が多いように見えた。

 プログラムは名曲モノで、ベルリオーズの「ローマの謝肉祭」序曲、ドヴォルジャークの「弦楽セレナーデ」、チャイコフスキーの「イタリア奇想曲」、ラヴェルの「ボレロ」。3時45分くらいには演奏が全部終ったけれども、アンコール曲は・・・・無かった。「あら、やらないの?」という、がっかりしたような中年女性の声が、近くから聞こえた。

 演奏は、どれも極めてシリアスな表情にあふれたものである(コンサートマスターは四方恭子。トップサイドに矢部達哉)。正面切ったアプローチで、おなじみの名曲小品の演奏につきものの「寛ぎ」という雰囲気は、ほとんどない。それはそれで一つの姿勢だろうけれども。
 ただ、その一方、定期で聴かれるような完璧志向の演奏とは、今日はやはり少し違うようであった。

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