2017-05

2016・2・8(月)クァルテット・ベルリン=トウキョウ

    サルビアホール  7時

 サルビアホールは、JR鶴見駅に隣接する横浜市鶴見区民文化センターの3階にある。もちろん、京浜急行鶴見駅からも近い。

 100人収容の室内楽専用━━弦楽四重奏向きのシューボックス型ホールだが、音響がすこぶる良い。思わぬ場所に佳いホールが在るものである。これまで、パノハ四重奏団やカルミナ四重奏団をはじめ、錚々たる弦楽四重奏団がここで演奏して行った由。

 今夜の出演は、クァルテット・ベルリン=トウキョウという団体。守屋剛志&モティ・パヴロフ(vn)、杉田恵理(va)、松本瑠衣子(vc)というメンバーで、2011年にベルリンで結成されたという。
 プログラムは、ハイドンの「皇帝」、ベートーヴェンの「セリオーソ」、バルトークの「第6番」というものだった。

 「セリオーソ」における音の密度の濃さと、バルトークにおける表情の豊かさが特に印象に残る。音楽の推進力の豊かさも、メンバーの若々しい意気をうかがわせるものだろう。
 ただ、これは考え方にもよるだろうが、100席の広さのホールにはそれなりの弾き方が━━つまり、たとえば800席のホールとは異なった弾き方があってもいいのではないのか? 小さなホールで、「皇帝」をあんなに耳を劈くほどガリガリと弾きまくる必要はないのではなかろうか。力感と轟音とは違うのだから。

 なおこのホールのクァルテット・シリーズ、3月はロータス・クァルテットが出演する。
 また今年は開館5周年の「弦楽四重奏フェスト」として、3月以降ウィハン・クァルテット、キアロスクーロ・クァルテット、ヘンシェル・クァルテット、ライプツィヒ・クァルテットなども出演することになっており、特に6月にはパシフィカ・クァルテットがショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全15曲を4回シリーズで演奏するそうである。

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