2017-08

2016・1・30(土)野田秀樹作・演出「逆鱗」

   東京芸術劇場プレイハウス  7時

 チラシや印刷物における表記では、題名の「逆鱗」の字が裏返しにされているところがミソ。

 昨日フタを開け、3月13日まで公演(月曜休演)、そのあとは大阪と北九州でも公演がある。なにしろ、松たか子、瑛太、井上真央、阿部サダヲ、池田成志、満島真之介、銀粉蝶、野田秀樹ら、出演者が有名な人ばかりなので、「おすなおすなの大盛況」である。

 「逆鱗」とは、「逆鱗に触れる」などというような意味の「ゲキリン」ではなく、人魚の首だかに、逆さまについているウロコだそう。
 ドラマの中心は「人魚」だが、これは何と「人間魚雷」の略だという。前半は「人魚」(松たか子)を中心にしたギャグの多いコミカルな芝居になっているけれど、後半は俄然シリアスな、戦争の悲惨さを描くドラマとなる。
 前半では笑いさざめいていた客席も、後半では粛然たる雰囲気と化した。しかも前半の陽気な部分が後半の暗然たる部分への伏線になる━━多少の食い違いはあるものの━━という、すこぶる凝った構成になっているのが、野田秀樹の台本の面白いところだろう。

 正直言って、前半では少々退屈していたのだが、後半では身の毛のよだつような思いに襲われて、見終ったあとには重苦しい気分とともに、充実した見応え感とが残った。
 2時間と少し、休憩なしで、9時10分頃終演。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://concertdiary.blog118.fc2.com/tb.php/2358-b4ef81a7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

Since
September 13, 2007

これまでの来訪者数

最近の記事

カテゴリー

全記事表示

全ての記事を表示する

RSSフィード

ブログ内検索

プロフィール

リンク

News   

雑誌 モーストリー・クラシック に連載中
「東条碩夫の音楽巡礼記」