2017-05

2016・1・20(水)シンポジウム「世界における我が国オーケストラのポジション」

     政策研究大学院大学・想海樓ホール  4時

 文化庁と日本オーケストラ連盟が主催するシンポジウムの第2回で、前回同様、海外から数人の評論家を招き、日本のオーケストラの演奏会を聴かせて忌憚ない批評を求めるという場がつくられた。
 今年は米国からマーク・スウェッド(前回も来ていた)、ドイツからマニュエル・ブルク、フランスからクリスティアン・メルラン、オランダからグイド・ファン・オールスホットといった、それぞれ「ロサンゼルス・タイムズ」や「ディ・ヴェルト」「ル・フィガロ」等に批評を書いているという人が参加した。

 私は第1部の「現代欧米オーケストラ事情」(4~6時)しか聴けなかったが、各国のオーケストラ界それぞれが抱えている問題点や解決例などの話が提示されて実に面白く、興味深い内容になっていた。
 前回は私が日本側のパネリストとして出席し、日本のオケを弁護する立場に回ったわけだが、今年は沼野雄司さんが日本代表を務めており、彼らしい明快な論旨で問題提起をしていたので、第2部はいっそう面白くなったのではないかと思うが、どうだったろうか。

 だがそれにしても━━前回も似たようなものだったが━━同時通訳の担当には問題が多すぎる。複数で担当しているようだが、今日のドイツ語を担当した通訳は酷いもので、固有名詞も滅茶苦茶、発言内容でも大切な個所をいくつも飛ばすので、何を言っているのかさっぱり解らないほどだった。
 通訳を介していると知りながら早口で切れ目なく喋りまくるパネリスト側にも問題があるが、いずれにせよもう少し音楽界の事情を知っている人に通訳を依頼するべきである。

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