2017-03

2016・1・16(土)秋山和慶指揮東京交響楽団

    サントリーホール  6時

 定期にしては珍しい、愉しく威勢のいい曲ばかりのプログラムが組まれた。

 第1部ではヒンデミットの「ラグタイム」に始まり、次にヴォルフ・ケルシェック(1969~、ドイツ)の「トランペット・ダンス」(2013年作)が、マティアス・ヘフスをソリストに迎えて演奏される。
 そして休憩後はショスタコーヴィチの作品2曲で、「ピアノ協奏曲第1番」が小曽根真とへフスをソリストとして演奏され、最後にオーケストラのみで「ジャズ組曲第2番」が演奏されて結ばれる。
 オケの定期というのは、えてして重い曲ばかりが演奏されるものだが、たまにはこのような飛び跳ねる音楽ばかりのプロが組まれるのもいいものだ。

 ハイライトは、やはりマティアス・ヘフスのトランペットだろう。ドイツの名手としておなじみの彼は、軽やかでありながら骨太で、力強いが柔らかい、しかも朗々たる音色のラッパを響かせる。ただでさえ陽気なこの「トランペット・ダンス」が、いっそう華麗に鳴り渡っていた。

 ただ、ショスタコーヴィチの協奏曲のほうでは、彼のトランペットはあの賑やかな第3楽章でも少し抑制気味で、小曽根を引き立てようと遠慮していたような雰囲気で・・・・。
 その小曾根のほうも、いつもの彼とはちょっと違って、意外におとなしい演奏に終始したという印象だった。秋山和慶と東響が、きっちりと引き締まっていたけれども何となく真面目さの抜け切れない演奏だったので、それに影響されたのかしらん?

 「ジャズ組曲第2番」など、精一杯スウィングしようとしていたのかもしれないが、やはり結果的には、正面切った折り目正しい演奏という感だったのである。コンサートマスターは水谷晃。

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