2017-06

2015・11・15(日)内田光子ピアノ・リサイタル

    サントリーホール  7時

 日生劇場でのオペラが5時半に終り、楽屋を訪ねて何人かのアーティストにハローを言い、それからゆっくり出ても、比較的近距離に在るサントリーホールに着くにはちょうどいい時間だ。

 「ドン・ジョヴァンニ」と同様、こちら内田光子のリサイタルも満員の盛況。今日は2回シリーズの演奏会の2日目で、シューベルトの「4つの即興曲 作品142(D935)」と、ベートーヴェンの「ディアベリの主題による33の変奏曲」が演奏された。

 内田光子の演奏は、風格とスケール感をいっそう増している。そして、以前よりもやや端整さをも増したろうか。「即興曲集」ではフレーズごとに、また「変奏曲」では変奏の一つ一つに画然たる構築が為され、音楽に隙というものが全く無い。驚くべきものである。「変奏曲」の後半にはテンポを落し、独特の深い沈潜に没頭する演奏も聴かれたが、どんな場合にも常に厳しい緊張感を溢れさせているのが凄い。

 アンコールは、もちろんなかった。全神経の集中を強いられる演奏2曲、これで充分。

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