2017-06

2015・10・20(火)ペーター・ダイクストラ指揮スウェーデン放送合唱団

     東京オペラシティ コンサートホール  7時

 バッハの「主に向かいて新しき歌をうたえ」、ペルトの「トリオディオン」、シェーンベルクの「地には平和を」、ブラームスの「祝辞と格言」、マルタンの「二重合唱のためのミサ曲」が演奏された。

 彼らの合唱を日本で聴くのは2010年、2012年に次いでこれが3度目だと思うが、前回に比して随分雰囲気が変わったのではないかという気がする。あの驚異的に透明で、無限の空間に拡がって行くような浄化された音色が、今回はほとんど聞かれず、アンサンブルの緻密度も含めて、不思議にラフな感になった。
 作品の性格にも因るのではないかとも思われたが、しかし十八番のペルトの作品においても、何だか以前とは違う。ソプラノの最高音など━━かつてはあんな声は出さなかったはずだが・・・・。今回は臨時のメンバーか?

 アンコールで指揮者なしで歌った「ジェリコの戦い」などは確かに上手かったけれども、そういう歌を巧く歌える合唱団は他にもたくさんあるわけで、私がこのスウェーデン放送合唱団に期待していたものは、ちょっと違う。

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憶えていること

2010年。ポール・エリュアールという名前と、Libertéの響き。
2012年。アンコールの曲の途中のダイクストラさんの散歩と道草。
2015年。ブラームスの慎ましい暖かさと、マルタンの強さ。そしてこれらの音楽が「団」という複数形からではなく「独立した個×(32+1)」によって発せられていると感じたこと。確かに過去2回より、粒子は粗めだったかもしれない。もしかしたら前半と後半で表現の強度を変えていたのかもしれない。でも、いずれにしても、この日初めて聴く曲のようにマルタンを聴いたことは、きっと一生忘れない。

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