2017-10

2015・10・17(土)三ツ橋敬子指揮東京シティ・フィル

     ティアラこうとう大ホール  2時

 プッチーニの「弦楽四重奏のための《菊》」と大曲「グローリア・ミサ」、その2曲の間にヴェルディの「弦楽四重奏曲ホ短調」(ヘルマン編曲による弦楽合奏版)、という極めてユニークなプログラム。これは三ツ橋敬子自身による選曲だというが、いい企画だ。
 コンサートマスターは戸澤哲夫、協演は東京シティ・フィル・コーア、与儀巧(T)、与那城敬(Br)。

 「グローリア・ミサ」は若書きの作品で、いわゆるプッチーニ節はほんのわずかしか聞かれない。美しくはあるけれども、未だ先人たちの影響が色濃く、彼らしい個性は表れていないといった曲だ。最後の「アニュス・デイ」の幕切れがあっけないのには面食らうが、ナマで聴くこの曲は、演奏者たちの好演のおかげもあって、なかなかに壮大な趣があった。

 シティ・フィルも、さすがにこの本拠地のホール「ティアラこうとう」のアコースティックを手の内に入れているようで、厚みと重量感のある良い音を聴かせる。
 惜しむらくは、ユニークなプロのためか、客の入りがあまりよろしくない。こういうプログラムは、俗受けはしないけれども、好きなファンはいるはず。ルーティンの演奏会として粛々とやるのもいいけれども、もう少しターゲットを定めたPRをしたら如何なものかしらん・・・・。

コメント

シティ・フィル

こういうプログラムでは、東条先生言われるようなPRの工夫が必要かも。新常任のプログラミングも、知っている人は面白いもので、知らない人は、何のことやら、でしょう。「シティ・フィル➡ワンランク落ち」といったイメージ払拭も必要。テレビ出演などで変わるでしょうけど。チラシもそっけないのはやめて、明るく、イメージをつかみやすいものを。

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