2019-08

6・8(日)ヤルヴィ指揮フランクフルト放送響のブラームス

  横浜みなとみらいホール

 みなとみらいホールで行なわれたブラームス交響曲ツィクルスの2日目で、「3番」と「1番」。
 ただし今日は、1階席後方中央あたりから聞こえてくる補聴器のハウリングらしきノイズに注意力を著しく削がれてしまい、「3番」では一体何を聴いていたのか判らないというのが正直なところ。われながらまだまだ修行が足りませんな。
 しかし「1番」での、きわめて正確な、室内楽的な精緻さと密度の高さをもちながらも壮大な演奏に接してみると、このパーヴォ・ヤルヴィという指揮者のブラームス観が何となく解ってきたようにも思える。それに先日のブルックナーでも感じられたことだが、彼の音色づくりは実に巧みだ。「1番」の最後から数小節前の管楽器群が引き伸ばす最強奏の和音など、豪壮かつ玲瓏な響きであった。
 
 その一方で逆に気になってくるのは、彼が採る演奏スタイルの上で、ベートーヴェンの交響曲とブラームスの交響曲との間に、なぜあのような大きな段差を生じさせなければならないのか、ということ。
 もっともこんなことを気にするのは、こちらがドイツ音楽史の流れにこだわりすぎているからかもしれないのだが。いずれにせよ彼は、若手の中でも飛び抜けて面白い個性を持った指揮者だ。

 アンコールには、凝りに凝ったテンポの「ハンガリー舞曲」第5番と第6番、4本のホルンが演奏する「子守歌」。オーケストラも巧い。

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