2017-08

3・19(木)ジェラール・コルステン指揮読売日本交響楽団&エヴァ・メイ

    サントリーホール  7時

 つい最近までロンドン・モーツァルト・プレイヤーズの音楽監督だったジェラール・コルステンを客演指揮に、エヴァ・メイをソリストに招いてのモーツァルト・プロ。

 「プラハ交響曲」と「ハフナー交響曲」を前後におき、中に演奏会用アリアを2曲(「あわれ、ここはいずこ」K.369と「麗しき恋人よ、さようなら」K.528)、「皇帝ティートの慈悲」から序曲と第2幕のヴィッテリアのアリア、「イドメネオ」から第3幕のエレットラのアリア、というプログラム。
 なおエヴァ・メイのアンコールとして、「後宮よりの逃走」からのブロントヒェンの軽快なアリア「何という喜び」が歌われた。

 モーツァルト・プロゆえ、楽しみにしていたのだが、これは些か期待外れ。
 まず何より、オーケストラの演奏に、何故かあまり生気がないのである。最初の「プラハ交響曲」の序奏からして、あの何度も反復される音型の演奏に活気が感じられない。これが読響かと唖然とさせられるほど。指揮者のせいかとも一時は思ったが、必ずしもそうでもないらしいのである。エヴァ・メイの歌を支えるオーケストラ・パートの演奏に入ると、その表情の無さはさらに顕著になってしまった。

 休憩を挟んで序曲が始まった時には、やっと活気が戻ったかと一瞬思ったが・・・・。
 普通、ヨーロッパ公演から戻った直後のオーケストラというのは、演奏に一段とメリハリと活気があふれているものなのだが━━今日は手をお抜きになったか? 
 来週の定期(「ジュピター」「英雄の生涯」など)を聴けばはっきりするだろう。

 エヴァ・メイも、声そのものは美しいが、今夜は不思議にリズム感が甘く、旋律線の崩れる傾向がなくもない。また、ヴィッテリアのアリアでの低音域は、この人にはやはりちょっと苦しいかも。

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