2008-05

8・17(金)ザルツブルク音楽祭
 マリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団

9時 ザルツブルク祝祭大劇場

 3年連続でバイロイト音楽祭に行くのも些か気が重い、というわけで、今年はザルツブルク音楽祭にした。ネットの天気予報では連日30度の猛暑晴天とあったので覚悟してやって来たのだが、幸か不幸か大外れ。雨で、寒い。それでも、東京の超猛暑に比べれば申し訳ないほどの過ごしやすい天気である。

 ベートーヴェンの「第9」の前に、オネゲルの第3交響曲「典礼風」が演奏された。近頃のコンサートとしてはヘビーなプログラムだ。聴く方は閑人ばかりだからいいが、演奏する方はたいへんだろう。
 「典礼風」はすこぶる生真面目な演奏で、あたかもヒンデミットの音楽みたいに聞こえる堅固なアプローチだったが、第3楽章はすこぶるスリリングであり、ヤンソンスの音楽のエネルギーの見事さを示していた。
 「第9」は、久しぶりに大編成の良さを味わわせる。分厚い響きが天地を鳴動させるといった感。このような巨大なホールで演奏されるときには、やはりこのようなスタイルの演奏が適しているだろう。ヤンソンスの指揮は特にデモーニッシュではないけれど、その真摯な語り口のために、独特の説得力を感じさせる。バイエルン放送合唱団のすばらしさも印象的であった。ソリストはカリッシミラ・ストヤノーヴァ、リオナ・ブラウン、ヨハン・ボータ、トーマス・クヴァストホフ。

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