2019-11

8・25(月)第35回草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル
ポピュラー・コンサート  

   草津音楽の森コンサートホール  8時

 草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル(音楽監督・西村朗、事務局長・井阪紘)の主催は関信越音楽協会と群馬県草津町だが、その中でこの特別演奏会「ポピュラー・コンサート」は、有志の支援グループともいうべきアカデミーの「友の会」(法人15件、個人394名)が主催している由。
 ホールにあるオルガンやピアノは、この「友の会」の尽力により備えられたそうである。

 さて、「ポピュラー・コンサート」というには、プログラムが比較的ハイ・ブロウだが、これもこのフェスティヴァルの水準の高さを示すものか。出演者も、夕方のレギュラー・コンサートに劣らず多彩だ。
 まずブリツィが「友の会」寄贈のオルガンでレーガーの「トッカータ ニ短調」を弾くと、岡田博美がシュトラウスのピアノ曲を3曲弾き、替わってアンドラーシュ・アドリアンがパノハ弦楽四重奏団のメンバーとモーツァルトの「フルート四重奏曲第1番」を演奏。

 後半には、サシコ・ガブリロフ(vn)、沼田園子(vn)、クラウス・シュトール(cb)およびブリツィ(cem)がグルックの「トリオ・ソナタ ハ長調」を演奏、続いてペーター・シュミードル(cl)と岡田知子(pf)がルドルフ大公(!)の「ロッシーニの主題による変奏曲」抜粋を演奏、最後に高橋アキと佐藤祐介がシューベルトの「幻想曲」とシュトラウスの「フーガ」をピアノ・デュオで演奏してお開きとなった。

 聴き応えがあったのは、演奏も含めて、モーツァルトとグルックの作品であった。ルドルフ大公の作品は日本初演の由で、私も聞いたのは初めてである。抜粋とはいえ結構長く、終りそうでいてなかなか終らない、愛らしいが変な曲だ。

 午後のコンサートと同様、前トーク(プレではなく、本番に入ってから)がある。その都度ユニークな、奇抜なデザインのTシャツを着て出て来る井阪紘さんの名調子が聞ける。ただ、10~15分というのはチト長いんじゃなかろうか?
 夕方から強く降り始めた雨は、夜にかけてますます強くなった。客の出足が少し鈍かったのは、そのためなのか、それとも開演時間が遅いせいか? 気温は20度以下だろう。肌寒いくらいである。

コメント

サシコ・ガブリロフ

草津のアカデミーには、開始当時から何度も行きました。身体が不自由になって車の運転が出来なくなってからは、残念ながら凄絶な雷雨の降る草津には行かれなくなってしまいましたが。

先生の今年のレポートを拝見しまして、ヴァイオリニストのサシコ・ガブリエフ氏がまだご健在であることを知り、安堵しました。氏は1962年の第一回ドイツバッハゾリステン来日公演に参加していた、現在も健在な唯一のメンバーだと思われます。竣工間もない東京文化会館小ホールで、ラインホルト・バルヒエットの後ろのプルトで弾いていたことを、当時の音楽雑誌で読んで知っていました。私は中学に入ったばかりで、しかも関係者のみの招待公演でしたから、残念ながら聴くことができませんでしたが。来日後間もなくバルヒエットの事故死のあと、少ないながらもガブリロフ氏が来日されるたびに可能な限り聴いてきました。現在もライナー・クスマウルらを先頭に続くドイツヴァイオリン楽派の流れを繋いできた人物です。

井阪さんも頑張っておられますね。ビクターのプロデューサー技師時代からその優れた仕事ぶりを存じ上げています。日本の誇る代表的なこの音楽祭のいつまでも続くことを祈っています。

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負け犬の遠ぼえ?

先生に対して中傷している者がおりますね。関西のS氏です。いわばそれによって名を売ろうとでもしておるようで、まったく涙ぐましく、哀れであります。

いちおう氏は評論家とも自称しておりますが、知識はたしかにあるものの、肝心のその論評(新聞など)はいずれもクラシック音楽好きの中高生程度。それなりの大学を出てはいても、せいぜい三流大の教員であるなど、今もってたいした仕事にもないようです。氏が制作に携わった音楽番組はいずれも素材(名演奏)をぶち壊すお粗末ばかり。それにフラ拍・フラブラを容認しているようです。もはや音楽を聴く感性がいちじるしく欠如していると申していいのではないでしょうか。

そのブログは、音楽に関することよりも、第一線で活躍するかたがたに対する嫉妬(しっと)の塊。吉田秀和先生にまでほえかかるとは…。なによりもいちばん厄介なのは、本人が自身の能力のなさをまったく認識できていないことです。

もうすこしマシな人から言われれば張り合いのようなのもあるのでしょうが、ぜんぜんそういうのではありません。先生にはこういうのを相手にされることなく、今後も変わりなく評論・リポート活動をなさってください。

それにしても、あまりに目に余る非礼には、良心あるクラシック音楽ファンはなんらかの行動をしていく必要もあるのかなと思いました。

※先生にはかかる文章掲載には躊躇なさるかもしれませんが、同志の気持ちを高めるため、ぜひともご掲載願いたく申しあげます

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