2019-11

8・2(土)沼尻竜典のロビーコンサート

  びわ湖ホール ロビー  6時15分

 これは「びわ湖ホールなつフェスタ ロビーコンサート」の一環、「プレミアム ロビーコンサート」と題された、無料の演奏会。
 先ほどのオーケストラ・コンサートの指揮を終わったばかりの沼尻竜典が、トークを交えつつ、自らピアノを弾く。

 ソリストは中嶋康子(ソプラノ)と迎肇聡(バリトン)。いずれも大阪音大出身で、びわ湖ホール声楽アンサンブル・ソロ登録メンバーであり、すこぶる優れた歌唱を聴かせてくれる。特に迎(むかい)は、これから広く注目される存在になるだろう。

 プログラムは、團伊玖磨の「夕鶴」から「つうのアリア」、林光の「森は生きている」から「おまえは今日、わたしらと出会った」、それに沼尻自作のオペラ「竹取物語」からアリアとデュエットなど計5曲、という構成。
 この「竹取物語」は、先頃横浜でセミ・ステージ形式により彼自身の指揮で初演されたものだ。来年早々ハノイで本名徹次指揮により舞台形式世界初演、次いでびわ湖ホールで同日本初演が予定されているそうである。彼の説明によれば、音楽には昭和の歌謡曲の精神を導入したとのこと。「半分はドビュッシー、半分は千昌夫」と、いかにも沼尻らしいアイロニカルな表現のトークを入れながらの演奏だった。彼のトークも、最近は芝居気があって、なかなか巧い。

 ロビーには300人もの聴衆が詰めかけ、熱心に聞き入っていた。びわ湖ホールの芸術監督としてこの7年間、優れた上演を積み重ねて来た沼尻に対するここでの人気の高さが、はっきりと感じられる客席の雰囲気であった。

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