2020-04

7・16(水)工藤セシリア ピアノ・デビュー・リサイタル

   ヤマハホール  7時

 本名は工藤セシリア祐意。セシリアはクリスチャン・ネームの由。
 プログラムには、前半にデュティユーの「対比の戯れ」、モーツァルトの「ソナタ ハ短調K457」、ショパンの「スケルツォ第3番」、後半にドビュッシーの「子供の領分」、「映像第1集」、「前奏曲集」から「亜麻色の髪の乙女」「霧」「花火」が組まれていた。

 良かったのはショパンと、ドビュッシーの「映像第1集」。特に後者は演奏に強い確信が感じられた。
 ヤマハのCFXが使われており、こちらの聴いた席が1階の上手側端だったせいもあったのか、ピアノの音色が妙にこもって重く、ドビュッシーの清澄繊細な世界が伝わって来ないのがもどかしかったが、しかし「亜麻色の髪の乙女」に入った瞬間に音色が突然明るくなったところからすると、席の位置から来る印象ではなく、すべてが意図的に弾かれていたということになるのだろう。

 いずれにせよ、演奏の単調さを避けるためには、多様な曲想に応じての音色や表情の変化、自らの感動の表現などがもっと欲しいものである。なお、あのバレリーナみたいな衣装は、おとなの美しい女性のリサイタルには不似合いだ。

コメント

突然のSONYデビューで、どういう方かと思いましたが、公演評を読むと、まさか親の七光りということですか。宮本笑里ちゃんがいかんというわけではありませんが、芸術家として地道に大成されますことを期待します。

kudo cecilia concsrt

私自分としては、ドビュッシーをかなり好きで、ずっとドビュッシー上手く弾く人を探し続けていました。たまたま、パリのドビュッシーのピアノに詳しいパリの音楽院教授から情報を得て、東京で工藤セシリアの演奏を聴き、びっくり感動した一人です。音楽の作り、音色の変化の多様性の素晴らしさを目のあたりにしたつもりでした。東条さまのご意見では、それでもなにか足りないことを、おっしゃっています。ぜひ、工藤さんに足りないものを満たした方のピアノを知りたいので教えていただけますか?ちなみに工藤さんのデュティユーの音色の変化は絶品でしたがいかがでしたか?よろしくお願い致します。

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