2019-05

7・2(水)ラモン・オルテガ・ケロ・オーボエ・リサイタル

   浜離宮朝日ホール  7時

 昨日はコロ(Kollo)で、今日はケロ(Quero)━━昔だったらクエロとでも表記しただろうが、こちらは1988年スペイン生まれのオーボエ奏者。
 2007年のミュンヘン国際コンクールで、1967年のモーリス・ブルグ以来40年ぶりの優勝者として注目され、翌年20歳でバイエルン放送響の首席オーボエ奏者に迎えられたという逸材だ。

 アニカ・トロイトラーのピアノとの協演で、サン=サーンスの「オーボエ・ソナタ ニ長調」、フーゴ・シュンケの「アンダンテとボレロ」、プーランクの「オーボエ・ソナタ」、シューマンの「幻想小曲集 作品73」、ファリャの「恋は魔術師」(タルクマン編曲)、ボルヌの「カルメン幻想曲」というプログラム。

 私はオーボエについては詳しくないので、知ったかぶりをしてあれこれ書くのは避けるが━━先日リリースされたジャニーヌ・ヤンセンが弾いたバッハの「協奏曲とソナタ」(デッカ UCCD-1391)でケロが協演しているのを聴いた時に、所謂ソリストとして華麗なオーボエをひけらかすのでなく、随分正確にアンサンブルとして「合わせる」人だなと思ったことがある。
 ドイツのオケの首席をやっている人ならそれも当然なのだろうが、今日のリサイタルでも、ことさらにソロの腕を披露するというより、あたかもピアノとのデュオ・リサイタルというイメージの演奏を聴かせる人に感じられた。
 プログラムの終り近く、同国の作曲家ファリャの作品に至ってやや華麗な味が出て来たけれども、━━26歳の若者なら、リサイタルの時にはもっと跳ねてもいいのではないか、という気もする。いや、これは余計なことかもしれない。

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