2020-07

4・25(金)飯森範親指揮 日本フィル

  サントリーホール

 大津波みたいに豪壮な「海」には微苦笑させられたが、日本フィルもこんなに柔らかく豊麗な音を出すことができるのだと再認識できたのは好かった。飯森は久しぶりに大暴れの大熱演。彼得意の骨太な音楽が復活した。

 この日はオネゲルの「パシフィック231」、ミヨーの「フランス組曲」、イベールの「寄港地」、ラヴェルの「高雅で感傷的なワルツ」、それに前記のドビュッシーの「海」という、なかなかに面白いプログラム。
 もっともそれらは、どれも仁王のように力こぶの入った演奏で、フランスのエスプリ云々とか、洒落た繊細さとか、そういうものにこだわる人はがっかりしたかもしれない。だが、いずれも多彩な音色を備えており、音は大きくても生硬な響きにならぬところは好い。最弱音の美しさも印象に残った。
 「パシフィック231」は、加速と減速のテンポにもう少し劇的な演出があったら、機関車らしい迫力が出せたであろう。「寄港地」第2曲でのオーボエは見事で、異国的な神秘性をよく描き出していた。

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