2019-07

4・18(金)スクロヴァチェフスキ指揮 読売日本交響楽団

   サントリーホール

 84歳の常任指揮者、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキは、本当に元気だ。
 今日のブルックナーの「第5交響曲」も、椅子にもかけず、いつものように暗譜で振り通す。かつての朝比奈隆を思えば驚くには当らないという声もあるが、それでもその体力と気力は見上げたものではある。
 演奏時間およそ75分(楽章の間を含む)という速めのテンポで、やや軽量の、しかし情のこもったブルックナーを聴かせてくれる。2階席後方からは熱烈なブラヴォーが飛び、客席全体も力のある音の拍手で沸き返り、これもいつものようにスクロヴァチェフスキへのソロ・カーテンコールがある。「老巨匠の滋味」に対して日本の音楽ファンがいだく崇敬の念は、やはり特別なものだ。

 もっとも、われわれブルックナー・オタクは、舞台後方に並んだ金管群が一斉に咆哮する最後の大コラールの真っ最中にフルートの上昇音階を浮かび上がらせるスクロバ先生の例の大ワザ(アバドもやっているが)を聴けば、それだけで悦に入ってしまうのだが。
 スクロヴァチェフスキは今回、人気に応えて、常任指揮者としての任期を更に1年、2010年3月末まで延長したそうである。

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