2019-08

2・2(日)藤原歌劇団創立80周年記念公演 ロッシーニ「オリィ伯爵」

   東京文化会館  3時

 松本重孝の演出によるニュープロダクションだが、幕が開いた瞬間、目に飛び込んで来たのは、古式ゆかしい(?)舞台装置(美術は荒田良)。まるで時間が半世紀以上も戻されたかのような錯覚に陥る。舞台上の動きも、良くも悪くも穏当極まるものだ。

 二期会が創立50周年の「リア」を現代的な舞台で祝ったのと逆に、藤原歌劇団は創立80周年の「オリィ伯爵」をノスタルジックな舞台で祝ったというわけか。東京の民間2大オペラ団の姿勢とカラーがはっきりと出ているとも言えようし、それはそれでいいのかもしれない。
 だが、今回のごときトラディショナルな――つまり保守的なプロダクションを好む観客は今なお圧倒的に多いようで、東京文化会館大ホールの広大な客席は、それこそ立錐の余地もないほどの満員である。結構な話には違いないが、ある意味では、考えさせられる問題であろう。

 今回の指揮はデニス・ヴラセンコ、管弦楽は東京フィル、合唱は藤原歌劇団合唱部。題名役はアントニーノ・シラクーザ、伯爵の教育係は彭康亮。その他の歌手陣はダブルキャストで、今日は光岡暁恵(アデール)、松浦麗(イゾリエ)、森口賢二(ランボー)らが歌っていた。

コメント

満員だったのは保守的な演出だったからではなく、オリィ伯爵がめったに聴けない演目だったからではないでしょうか。

金曜日の初日は空席が目立っていましたが・・・

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