2020-05

6・8(土)アレクサンドル・ラザレフ指揮日本フィルハーモニー交響楽団

   横浜みなとみらいホール  6時

 ボロディンの「イーゴリ公」序曲(グラズノフ編)、サン=サーンスのピアノ協奏曲第5番「エジプト風」、リムスキー=コルサコフの「シェエラザード」というプログラム。

 ピアノ協奏曲では伊藤恵が実に見事なソロを聴かせてくれた。「エジプト風」はめったにナマでは演奏されない曲だし、それに、彼女がこんな曲を手がけるとは知らなかった。瑞々しく爽やかな演奏である。実力派ピアニストの面目躍如たるものがあろう。

 ラザレフと日本フィルの本領発揮は、もちろん「シェエラザード」においてである。今日は金管や木管に思いがけない瑕疵が続出したが、演奏全体に色彩感と熱気があり、何より演奏の流れが快適だったので、良しとしよう。
 圧巻は、快速テンポで突進した第4楽章だ。速いテンポのために正確さが失われたところもないとは言えなかったものの、色彩的なエネルギーの昂揚感の目覚ましさに、この曲の面白さを再認識した次第。
 今日のシェエラザード役は江口有香(コンサートミストレス)。艶やかな口調、王をたしなめるような口調、「怖い話ですよ」と脅すような口調など、千一夜の語り口を多彩に弾き分けた。

 ラザレフは例によって獅子奮迅の指揮ぶり、愛想の良いカーテンコール。アンコールでは「イーゴリ公」の「ポロヴェッツの娘たちの踊り」を始めたので、まさかこの「ポロヴェッツ人の踊り」(15分くらいかかる)全部をやるつもりなのでは? とギョッとしたが、幸いに(?)頭のところだけで終了。

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