2019-07

5・12(日)ユーリ・テミルカーノフ指揮読売日本交響楽団

   東京芸術劇場コンサートホール  2時

 河村尚子をゲスト・ソロイストとするラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」、休憩後にチャイコフスキーの「悲愴交響曲」というシンプルなプログラム。

 協奏曲では河村の豪壮なソロが印象的だったが、テミルカーノフと読響の方は、更に轟然たる大音響と悠揚迫らざる不動のテンポで、ソリストがどうやりたかろうと頓着せず滔々と進んで行く、といった感。第1楽章の初めの方など、いかにも河村がもっとテンポを自由に動かして速めたいのにテミルカーノフが動ぜず・・・・という雰囲気が感じられて、何となく勝手にヤキモキしてしまう。
 我が国の若い女性ソリストが外国のベテラン指揮者と協演するコンサートでは、時々こういうケースにぶつかるが・・・・。

 「悲愴」では、最小の身振りで最大の音響を引き出す近年のテミルカーノフの得意技を遺憾無く発揮した、推進力に富む演奏となった。読響は少しガサガサした粗い音色だったが、これも得意の猛烈な馬力で押し切った。
 第1楽章コーダのアンダンテ・モッソでの弦のピチカートのうち、ヴィオラと低弦の最初の1小節が、読響らしからぬ荒れて戸惑ったような音で響いていたのは、指揮者との呼吸が合わなかったせいのかしらん。ただしそのあとの木管群の和音は素晴らしかった。第2楽章中間部のティンパニは、ちと乱暴ではないか?

 アンコールは、テミルカーノフの定番、エルガーの「ニムロッド」。
 首席トロンボーン奏者の山下誠一さんが定年退職とのこと。花束贈呈やソロ・カーテンコールなど、今日は凄い人気。

 ホールの空調は、昨年から全然直っていない。冷風が直接吹きつけて来て、相変わらず異常な寒さだ。クレームも届いているだろうに、調査もしていないのか?

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本当に寒かったです。冷風が直接体にあたるホールってここだけでしょうか?冬は温風が直接当たるのでしょうか?寝てしまいそうですね。(笑)

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