2017-10

4・20(土)ピエタリ・インキネン指揮日本フィルハーモニー交響楽団
シベリウス・ツィクルスⅡ

   横浜みなとみらいホール  7時

 赤坂の紀尾井ホールから、横浜へ向かう。
 こちらは日本フィルの横浜定期。シベリウス・ツィクルスの第2回は、「第4番」と「第2番」を組み合わせたプログラム。

 インキネンの本領発揮ともいうべきこのシリーズ、彼は作品それぞれの性格に応じてアプローチを変え、日本フィルから多様な音を引き出して、シベリウスの世界を多彩に描き出す。
 「4番」では、この曲の重々しく暗く厳しい佇まいの抒情美を余すところなく再現してくれたが、それはかつてのベルグルンドのような痛切な悲劇感にのめり込むといった演奏ではなく、感傷性を排した冷徹透明な光の中をどこまでも逍遥して行くような気持にさせる音楽だ。
 「2番」でも、いかに最強奏で高鳴ろうとも、決して傍若無人に咆哮するような演奏にならないところが、フィンランドの指揮者ならではの善き趣味であろう。

 最近好調の日本フィルは、こういう指揮者の音楽にもうまく応えるようになっている。慶賀の至りだ。
 アンコールには「悲しきワルツ」。いい曲であることは認めるが、アンコールの定番になりすぎる。たまには他の曲もやってもらいたいところ。

 ⇒モーストリークラシック 7月号
 

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