2020-07

3・12(火)METライブビューイング ヴェルディ:「リゴレット」

   東劇(銀座)  7時

 LH710で午前8時半成田着。機内である程度の睡眠も取れたので、午後の「時差ボケ解消2時間昼寝」を済ませて体調を整え、夜のMETライブビューイングに出かける。

 60年代のラスヴェガスに舞台を移したマイケル・メイヤー演出の「リゴレット」だ。これは2月16日の上演映像だから、当日現場で観たのと全く同じ内容。

 とはいえ、さすが近接位置での収録映像で観ると、客席からでは判らなかったものが微細に見てとれて、面白い。
 殺し屋スパラフチレのクルマのナンバープレートが「ネバダのSPARAFUCILE」になっているなど、とても客席からは見えぬシャレだが、まあそんなことはともかく、ジェリコ・ルチッチ(リゴレット)とディアナ・ダムラウ(ジルダ)の緻密な演技、顔の表情の演技の巧みさなどが明確に判るという点などでも、当日客席から見た印象を若干修正できるという愉しみがある。

 それに何といっても幕間のインタビューは、会場にいる観客には絶対体験できない未知の世界だ。演出や演技のモデルとなっているのがフランク・シナトラと彼が率いるラット・パックで、映画「オーシャンと11人の仲間」で、ディーン・マーティンで・・・・などという話は、演出家や歌手たちの口から直接語られると、それなりの迫真力がある。
 ただ、そういう話は、アメリカ人ならすぐピンと来る身近なものだろうが、われわれ日本人からすれば「そうなの?」程度にしか感じられないところに、このラスヴェガス版「リゴレット」の日米両国における反応の違いが出るかもしれない。

 だがさすがに名作オペラ、お客の入りは良くて祝着である。私の後ろの席にいた2人の女性は、オペラが始まった途端に「変なの」と呟き、第2幕が終った頃には「初め違和感あったけど、だんだん慣れたワ」と語り合っていた。
 好みは様々だが、「娯楽作品としては」よく出来たプロダクションだ。特に、オペラなど博物館から引っ張り出したような旧式なシロモノだと思い込んで毛嫌いしている人々には、一度お薦めしたい舞台である。10時20分頃終映。

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