2020-04

12・23(日)ベルリン滞在記5  モーツァルト・マチネー

     ベルリン・コンツェルトハウス  午前11時

 ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団がフィリップ・アントルモンの指揮で、モーツァルトの「ピアノ協奏曲K.595(第27番)」と「ジュピター交響曲」を演奏。
 入場料は大人一律24ユーロで、自由席である。ほぼ満席に近い客の入りだ。高齢者の客も多いけれど、家族連れが多い。

 協奏曲はアントルモンの弾き振りかと思ったが、ソリストはセバスチャン・ナウアーが務めていた。
 ソロを含め、演奏はなんの衒いも誇張もない、率直で落ち着いて、ごく「普通の」モーツァルトだ。

 だがオーケストラは弦12型で、極めて雰囲気豊かに、たっぷりした響きで鳴り響く。この威容にあふれた建物の中に在る壮麗な装飾を備えた大ホールの音響は実に豊かで、オーケストラの響き自体が既に豊麗な拡がりと色合いを以って聞こえるのである。
 演奏水準からすると――モーツァルトの音楽の比類ない素晴しさと、ホールの美しいアコースティックとが演奏会の雰囲気を保たせていた、というところか。

 子供は多かったが、約1時間20分もの間、みんな静かに聴いていた。うるさいのはむしろ大人たちだ。演奏中に無遠慮な咳はする、大きなクシャミをする。周囲が見ても、しょうがないだろ、と言う顔をして逆に睥睨する(これは昨夜のオペラでも同様だったが)。
 なお協奏曲の第3楽章の最中に、1階平土間席で発作でも起こしたのだろうか、大きな呻き声をあげ始めた男がいて、演奏が一時中断した。1Rang(=2階)後方に座っていたこちらからは見えなかったが、運び出されたのだろうか? 
 そんなこんなで、聴く側には何かと落ち着かない雰囲気もあった。

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