2019-05

9・30(日)ライマンの「メデア」映像鑑賞とトーク

    ドイツ文化会館・東京ドイツ文化センター(青山)  3時

 アリベルト・ライマンのオペラ「メデア」が日生劇場で11月9日~11日に日本初演されるのを前に、日生劇場は「ライマン・プロジェクト」を作って愛好者向けのシンポジウム他を開催しているが、今日の映像鑑賞とテーマ発表の会(入場無料)もその一環。

 映像は2010年ウィーン国立歌劇場における上演を収録したアルトハウスのDVD。販売元ナクソス・ジャパンみずから上映に立ち会っている。「公開上映」でなく、プロモーションかつ研究会、ということだろう。
 このDVDに入っているウィーン上演の模様は、すこぶる見ものだ。指揮がミヒャエル・ボーダー、演出・美術・照明がマルコ・アルトゥーロ・マレッリ、タイトルロールのメデアをマルリス・ペーターゼン、イアソンをアドリアン・エレート、その他の配役。

 特にペーターゼンの鬼気迫る歌唱と演技は物凄く、夫の裏切りへの復讐のため、わが子2人を殺してしまうメデアの狂気を描いて余す所がない。彼女の狂乱が高潮する個所で、背景の崖から岩石が頻繁に転げ落ちて来るという演出も不気味さがあった。またこの演奏を聴くと、ライマンの音楽のエネルギーの強靭さも――近代ドイツオペラの癖ともいうべきソプラノの高音域の多用だけは私の好みではないけれども――充分に堪能できる。

 日本での演出は飯塚励生、指揮は下野竜也、題名役は飯田みち代と大隅智佳子(ダブル)だから、もちろんこれとは異なった舞台になるはずだが、それにしても大いに興味をそそられるだろう。
 約2時間の上映のあとには「テーマ発表」として、森岡実穂(中央大准教授)と舘亜里沙(演出家)加藤祐美子(同)のトークがあったが、所用のため失礼した。

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