2019-11

2・22(金)METライブビューイング ヴェルディ:「マクベス」

  めぐろパーシモンホール

 メトロポリタン・オペラ、去る1月12日上演のライヴ映像。「ロメオとジュリエット」、「ヘンゼルとグレーテル」に次ぐ今シーズンのラインナップの3つ目。

 今年のだしものは、昨年のシリーズに比較して音質があまり芳しくなく、特に今日のなどモノーラル録音のようになっているのには落胆したが、それでも映像と演奏から一種の沸き立つ熱気のようなものが感じられるのは、映画というメディアが持つパワーのなせる業か。
 もちろん、演奏がいいことはいうまでもない。ジェイムズ・レヴァインは、こういうヴェルディものをやると、特に生演奏では、実に「もって行き方」が巧いのである。
 それにマクベス夫人のマリア・グレギーナが文字通り「重量級」の熱演。マクベス役のジェリコ・ルチッチもなかなかのものだ。が、なんといってもさすがの凄みを発揮したのはバンクォー役のジョン・レリア。この人はフィガロのようなコミカルな役からカスパルのような悪役まで、本当に近年はすばらしいバスになった。
 演出はエイドリアン・ノーブル、現代に起こり得る物語としてのストレートな解釈を施した。たしかに彼の言うとおり、このドラマで描かれている権力闘争、暗殺、大量殺戮、国土の荒廃、難民(これはオペラでのみの登場)といったものは、今日世界の各所で繰り返されている出来事なのである。

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