2019-08

7・7(土)ダニエル・ハーディング指揮新日本フィルハーモニー交響楽団

   すみだトリフォニーホール  2時

 トリフォニー定期の2日目で、シューベルトの「未完成交響曲」に、R・シュトラウスの「英雄の生涯」。

 ハーディングは、再びいつものようなオーソドックスなストレート路線に戻った。
 「未完成」など、もう少し何か新機軸を試みても良さそうなものだと思うのだが・・・・日本のオケを指揮して永く愛されるためには、ドイツ・カンマーフィル相手の時のようなあざとい(?)読み込みや解釈をやらぬ方が安全だ、とかなんとか、誰かに入れ知恵でもされているのだろうか? 

 レパートリーによって指揮(演奏)スタイルを変化させるのは誰でも多かれ少なかれやっている方法ではあるが、これまで随分たくさん聴いたハーディングと新日本フィルの演奏は、どんなレパートリーにおいても、マットウなスタイルだ。
 マットウがいけないというのではない。だが、ハーディングといえば、かつては怖いもの知らずの冒険児として異名(?)をはせた指揮者だったではないか? まだ37歳、今からあまり納まりかえってしまっては困る。

 と言って、今日の演奏が悪かったわけでは決してない。「英雄の生涯」も、なかなかに豪壮なものだった。
 崔文沫コンマスのソロは、「英雄の伴侶」としてのコケットな女性像を描くよりもむしろコンチェルト的な名技の披露に偏っていたように感じられたが、華麗さは充分に備わっている。ホルン軍団もどうやら復調したようである。
 「英雄の引退」に入ってから終結にかけてのオーケストラ――特に管楽器群には、均衡と調和の美が備わっていた、と讃辞を贈ってもいいだろう。

コメント

今回のプログラムの演奏は、良かったです。
興味関心ごとは、英雄の生涯で、木管楽器群って、何をやっているのだろうでした。

 なぜなら、一生懸命やっているんだろうけど、<<なかなかに豪壮なもの>>になればなるほど、ますます聞こえにくくなるからです。今回は、よく聞こえました。第4曲での、オーボエ奏者の汗拭き、全体の強奏部で埋没しないよう力が入っているのが判ります。

 第2曲の終わりに向けて次第にテンポの揺れ幅が大きくなる中、木管楽器群がバランスを崩さず、しっかりと音が届いていることに好感を持ちました。
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 今回は、普段CDでは聞こえてこない(見過ごしてしまう)。<<豪壮>>になってしまうと、つい弦楽器・金管・打楽器にしか眼・耳がいかない処に、<<<聞こえた>>>木管楽器群に好感を持ちました。
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 金曜日に行きました。

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