2019-08

2・4(土)ラ・フォル・ジュルネ(9)
フェイサル・カルイ指揮ベアルン地方ポー管弦楽団

  サル・ドストエフスキー  午後3時半

 初めてナマで聞く指揮者とオーケストラ。

 この「ドストエフスキー」なるホールは800席だが、会場の音響は、オーケストラにとっては劣悪きわまる。それゆえ、彼らの真価がいかなるものかについては、即断は避けたほうがよかろう。女性ティンパニ奏者のドタンバタン叩きつける打音が何とも野暮ったいことを除けば、そこそこの実力を持っているのではないかという気はする。

 ショスタコーヴィチの「ジャズ組曲」は、やや正面切った演奏で、もう少しウィットが欲しい感もあった。その最後の音を演奏し終わった瞬間に、オーケストラ全員がにこやかな顔で起立するというのがチト風変わり。
 このフェイサル・カルイという指揮者が、バレエのように踊るような格好の指揮をして面白い、という事前評を聞いて、どれどれと思っていたのだが、まあたしかにしなやかな体の動きを示すけれども、評判ほどではない。若い頃の井上道義の方がよほどダンサー的だったろう。

 後半は、ブリジット・エンゲラー(という表記が日本では一般的だが、フランス人だからアンジェラーでは?)がソロを弾くチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」。
 人の良いオバチャンが強引に、力づくでダイナミックな野生的演奏をやってのける、といった感の雰囲気だったが、聞いた話では、音楽院などでのレッスンなどの時には、煙草をプカプカふかしながらの凄味のある指導で、おっそろしく怖い人なんだそうな。

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