2020-07

1・28(土)山田和樹指揮東京都交響楽団

    サントリーホール  2時

 チャイコフスキーの「エフゲニー・オネーギン」からの「ポロネーズ」で幕を開け、マティアス・ヘフスをソリストに迎えたアルチュニアンの「トランペット協奏曲変イ長調」と続き、最後がラフマニノフの「交響曲第2番」というプログラム。

 注目はラフマノニフ。重厚な音の組み立ては、いつも通りの山田和樹だ。
 都響の響きには、インバルやフルシャが指揮した時のしっとりしたまとまりとは違い、今回はやや開放的なラフさも感じられたが、それでもラフマニノフのこの曲らしい陰翳には事欠かない。

 山田の本領が発揮されたのは予想通り、「第2交響曲」の中の最高傑作ともいうべき第3楽章である。あの哀愁の叙情を見事にたっぷりと濃厚に表わして見せた。これだけ躊躇なくトロリとした味を利かせることができるのは、若手指揮者多しといえども彼くらいのものだろう。
 楽章の最後を神秘的に消え入るように終結させた神経の行き届いた指揮もなかなかいい。ただし、第4楽章最後を、あまりテンポを煽らずに整然と締め括った点だけは、こちらの予想が外れた。

 アルチュニアンを吹いたマティアス・ヘフス(元ハンブルク州立歌劇場管首席、現ジャーマン・ブラスのメンバー)は、聴衆の人気も圧倒的だ。華麗な音色の鮮やかさ。

 終演後、ただちに東京駅に向かい、4時44分発の新幹線「あさま」で高崎へ。僅か50分の距離である。

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