2020-04

1・19(木)中嶋彰子の「北欧のロマンス」

   JTアートホール(東京・虎の門) 7時

 JTアートホールの室内楽シリーズの一環、「中嶋彰子セレクションⅡ 北欧のロマンス」と題された演奏会だが、ソロ歌曲あり、合唱曲あり、ピアノ・ソロ曲あり、ヴァイオリン曲もありの(しかも照明を加えての)、この「室内楽シリーズ」の中では異色ともいえる凝ったプログラムである。

 出演者は中嶋彰子(ソプラノ)の他、ニルス・ムース(ピアノ)、長原幸太(ヴァイオリン)、それに東京混声合唱団の男声四重唱といった人たち。
 グリーグやシベリウス、ニールセン、スヴェンセンらおなじみの作曲家の他、オーレ・ブル、ヤコブ・ゲーゼ(タンゴ「ジェラシー」)、ニルス・ゲーゼらの作品、あるいは北欧の民謡なども歌われ、かつ演奏されていた。
 ふだん聴けないような曲も多く、なかなか興味深いコンサートであった。

 自ら歌った曲の数は半数に満たなかったものの、舞台の中心はやはり中嶋彰子であることに変りはない。明るく温かく、実に美しく強靭な声がホールの空気をビリビリと揺るがせる。欲を言えば、もう少し彼女の素晴らしい歌をたくさん聴かせてもらいたかったところだが・・・・。
 ただ、昨年彼女が歌ったアメリカの歌曲集がかなり凄味のある表現を示していたのに比べると、今回の北欧ものは、何か美しさにのみ重点を置いた歌唱にとどまったかな、という印象がなくもない――。

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