2020-05

10・29(土)内田光子&ハーゲン・クァルテット 第2夜

 サントリーホール  6時

 第2夜は、前半にベートーヴェンの「弦楽四重奏曲第14番」、後半にブラームスの「ピアノ五重奏曲」というプログラム。
 前夜は重心がどちらかというと四重奏曲に置かれていた趣だったが、今日はそれが五重奏曲に移っていたような。しかし、いずれの曲の演奏にも大変な重量感がある。

 「第14番」は、冒頭のアダージョからしてハーゲン四重奏団の恐るべき集中力が発揮された演奏で、それは聴き手を息もつまるような緊張感に包み込む。
 第5楽章(プレスト)での、ウェーベルンみたいなピチカートの交錯などもなかなかの迫力だったが、チェロが強い低音で煽り立てるタイプの演奏にはならず、荒々しさを抑制して軽やかに飛び行くかのような演奏に聞こえたのは、サントリーホールの大きな空間と、聴いた席が2階という、音源から少し遠めの位置だったせいかもしれない。終楽章でコーダに向かって昂揚させて行く緊迫力は、素晴しい。

 一方、内田光子が加わったブラームスの「五重奏曲」は、昨夜のシューマンのそれとは一転して、極度に重々しく沈潜した、これまた凄みのある演奏となった。こちらをもし昨夜聴いたとしたら、重圧に押し潰されるような気分になったかもしれない?

 2日間ともほぼ満席。人気の的は、ハーゲンか、内田光子か、その両者か?

コメント

<<人気の的は、ハーゲンか、内田光子か、その両者か?>>

行きたいと思う企画を立てた側の成功。でしょうね。。。

本当は、全部行きたい。けど、都合でこの日しか行けなかった人として。
シューベルト3つのソナタの日。仕事休まないと無理。聞いた後、疲れるから、次の日、仕事をsaveしないと無理。

だからこそ、今日の感動があるのだと。。。。

東条先生へ

100%内田光子です。外国でも彼女の人気は凄まじく、ザルツブルクでは「お前日本人か?チケットないのか?◎×☆△■…」とガイジン(屈強な♂)に襲われました。ハイ…。トラウマでございます。

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こんにちは

そんなに良かったとは。。。
私は以前、ハーゲンカルテット聞いて(かれこれ、10年くらい前でしょうか)いまひとつの感があった(彼ら、グッゲンハイムのメンバーでしたので、興味があり、聞きに出かけました)のと、確かクラレンスというチェロの男の子の、バッハの無伴奏を聞いてから、あまり聞きに行かなくなりました。ですから、今年、内田さんが彼らとやるということが不思議でしたが、彼らの成長を認めたということなんでしょうねえ。

こんにちは

先ほど
ロッケンハウスと書くべきところ、もしかしてグッゲンハイムと書いたような気がして
訂正です。ロッケンハウス(クレーメルの検索からの引用http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%89%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%AB)です。まことにすみません

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