2020-05

10・5(水)アントニオ・パッパーノ指揮ローマ・サンタ・チェチーリア管弦楽団

   東京オペラシティコンサートホール  7時

 正式名称はサンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団。
 日本では昔「サンタ・チェチーリア音楽院管弦楽団」などと呼ばれていたが、「国立アカデミー Accademia Nazionale」と「音楽院 Conservatorio」とは別組織である。

 14年ほど前、アカデミーのブルーノ・カッリ総裁にインタビューした際に「日本の皆さんは、昔からこの2つを混同しておられるようですな。音楽院のオーケストラは、単なる学生のオケですよ。しかし国立アカデミーに属する有名なオケは、れっきとした伝統あるプロの団体です」と笑顔で言われたことがある。だが今回のプログラム・パンフレットのカッリ総裁の挨拶文の中に、またも「音楽院」という訳語が使われているのには驚いた。

 それはともかく、音楽監督アントニオ・パッパーノの指揮で演奏されたプログラムは、第1部がプッチーニの「交響的前奏曲」、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」(ソリストはボリス・ベレゾフスキー)、コンチェルトのアンコールとして同曲第3楽章の後半。
 第2部がリムスキー=コルサコフの「シェエラザード」で、さらにアンコールとしてヴェルディの「運命の力」序曲と、ロッシーニの「ウィリアム・テル」序曲からの「スイス軍隊の行進」が演奏されるという盛り沢山。

 何しろまあ、当るを幸い薙ぎ倒すといった感じの、凄まじい勢いの演奏である。1階13列中央あたりで聴いたから、いっそうその印象が強かったのかもしれないが、痛快無類ともいうべき大音響の饗宴だ。音色が明るく晴れやかなので、その開放的なパワーがさらに引き立つ。
 指揮者もオーケストラも、そしてピアニストも、音楽を精いっぱい愉しんで演奏しているという雰囲気である。

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