2019-07

8・31(水)ピーター・ゼルキン・ピアノ・リサイタル

  東京オペラシティコンサートホール  7時

 第2部の「ディアベッリ変奏曲」と、アンコールの「ゴルトベルク変奏曲」からの「アリア」は、松本でのリサイタルと同じ。
 第1部では、武満徹の「フォー・アウェイ」と、ベートーヴェンの「ピアノ・ソナタ第31番 作品110」が演奏された。1曲目は、当初予定されていたシェーンベルクの作品から変更になったものだ。

 ピアノは松本のそれと同じ調律だとのことだが、楽器の違いか、あるいはホールのアコースティックの違いか、かなり音色が異なっているように感じられる。
 松本ではゼルキンの弾き出す音の一つ一つが透明に輝き、爽やかさに満ちていたのに対し、今夜のそれは、何か靄がかかったような音に聞こえる。
 ただこれは、あくまで比較の上での話である。当然、演奏の印象も少し変わって来る。

 とはいえ、ピーター・ゼルキンの音楽の魅力は些かも損なわれていない。
 武満作品での清澄な叙情、ベートーヴェンの「作品110」でのテンポを落した瞑想的な表情。
 そして「ディアベッリ」では、沈潜と躍動の対照の強烈さに、改めて魅了される。とりわけ、決然たる低音の進行と、その上にハラハラと崩れ落ちる音のゆらめきとが交錯する変奏個所では、息を呑ませるほどの緊張が生れていた・・・・。

コメント

何かとても、お客様の敬虔さ、脱帽。静寂の中のそれを越えた静かな余韻。

自分にとっては、重たい選曲のプログラム。

久々のコンサート。疲れて早々に寝ました。 けど、余韻が残した状態で、朝起きました。あの、静寂。年に何回コンサート行ったとしても、少ししばらく記憶にとどまる<<息を呑>>む感動として、残ります。

ますます、オペラシティに行くようになってきました。歩いて7分なので。
こんな環境を維持させるためにも、仕事に精進。仕事を一生懸命やるから、感動があるのだと、演奏に耳を傾けながら、毎日を大切に。
秋のコンサート・オペラ通い、今年は値段高すぎ公演・もてあますような新鮮味が無いから、一つ一つの新鮮さを大切にしたいです。

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