2017-10

7・10(日)ユベール・スダーン指揮東京交響楽団の「モーツァルト・マチネー」

    NEC玉川ルネッサンスシティホール  11時

 何か久しぶりに、ナマのコンサートでモーツァルトをじっくりと聴けたような気がする。多分、ブルックナーやマーラーや、シューマンやチャイコフスキーといったものの前座で聴くのではなく、最初から最後までモーツァルト――というプログラムだったからであろう。

 今日は最初が「ヴァイオリン協奏曲第4番」で、ソロがライナー・キュッヒル。
 味が深くて鷹揚な彼のソロは、スダーンの畳み込むような指揮とは必ずしも呼吸が合っているとも言い難いが、それなりにこの曲の良さを聴かせてくれた。

 次が「交響曲第39番変ホ長調」。これはもうスダーン節全開というところか。
 全曲、何処をとってもニュアンスが細かい。とりわけ第2楽章での主題の息づきは魅力的である。

 第3楽章などは少々凝り過ぎという感も抱かされたが、これがアンコールでもう一度繰り返された時には、トリオでの2番クラリネットおよび第2ヴァイオリンの動きが、主旋律を支えるというよりむしろそれに挑戦する役割を果たしているかのような――そんなニュアンスを感じ取ることも出来たのであった。こういう新しい発見をさせてくれる指揮は面白い。

 このホールには、今回初めて訪れた。JR南武線の向河原駅に隣接した「NEC街」(?)の中にある。800人くらいは入るか。定かではないが。
 開演前に廊下で出会ったスダーンは「ナイスホールだぜ」と言っていたが、音響的には講演会場に近く、残響もゼロに等しいので、やはり苦しいところもある。が、東京響は巧く音を響かせた。スダーンの指揮が歯切れいい上に、東京響のアンサンブルが良く、編成も大きくないので、響きが貧しいという印象は全くといっていいほど受けなかったのは幸いであった。

コメント

昨日、アフリカの南スーダン独立のニュース見たニャリ。現地の群集の叫び声に、「スダーン、スダーン」と聴こえて、日本のアナウンスや地図での「スーダン」という読み方は現地風ではないんだ、と思ったと同時に、指揮者スダーンさんが思う浮かんだニャリよ。ちょうどこの発音だニャ。ところでスダーンさんホントに、日本語で「ナイスホールだぜ」ってのたまったのかいニャ?!!!ねこも人間語がんばらニャあ!(んっ?もう充分わかるって?ありがとよ~!)

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