2017-11

5・8(日)小林愛美ピアノ・リサイタル

  東京オペラシティコンサートホール  2時

 前のコンサートが12時に終ったので、こちらのリサイタルを聴きに行く。直前に出たCDでのベートーヴェンのソナタが予想以上に良かったので、ではナマで聴いてみよう、と思った次第。

 シューマンの「子供の情景」、ベートーヴェンの「悲愴ソナタ」、ラヴェルの「ソナチネ」、ベートーヴェンの「熱情ソナタ」というのがメイン・プログラムだ。ラヴェル以外の3曲が、新しいCDにも入っている曲である。

 現在、満15歳。たしかに逸材と呼ばれるにふさわしく、この年齢にしては非常にスケールの大きい風格が演奏に備わっていて、音楽の骨格もしっかりしている。音色もまろやかで温かく、豊麗だ。
 妙な思い入れや小細工が全く感じられないのは、この年齢ゆえ非常に好ましいことだが、正確なテンポを保持することにこだわりすぎているのだろうか、演奏にもう少しスウィングするものがあってもいいように思われる。

 とにかく、すべてはこれからだ。早く世界を見て、幅広く学んで大物になって欲しい。それに、枝葉末節なことかもしれないが、あの少女っぽい、わっさわっさする感じの真っ赤なドレスは、そろそろ止めにしたら如何。「少女」を売り物にしていては、幅が狭まってしまう。

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