2017-11

5・8(日)ユベール・スダーン指揮東京交響楽団 モーツァルト・マチネ第5回

   洗足学園音楽大学 前田ホール  11時

 ミューザ川崎シンフォニーホールが使用不可能状態のため、今回は前田ホールでの開催となった。

 私はこのホールへ行くのは初めてだが、何せTV「のだめカンタービレ」のロケ地だから、見たような光景があちこちにある。
 チラシには、溝の口駅から徒歩6分とあるが、無理だろう。意外に距離がある。駅の南口から出たところにフリップを持った若者が立っていて道を教えてくれたが、それには「モーツァルト・マチネ」と書いてあった。「洗足学園」ではなかった。何となく心が温まる。

 中ホール程度の規模だが、10型編成オーケストラによるモーツァルトには最適な空間だ。
 今日は「レクイエム」で、東響コーラスと、三宅理恵(S)中島郁子(Ms)経種廉彦(T)久保和範(Bs)が協演。
 スダーンの指揮は予想された如く、ここでも切り込むような鋭さで迫る。「怒りの日」における疾風のような進行に魔性的な凄まじさを感じ、慄然とさせられたのは、久しぶりの体験であった。前半の緊張感が後半の安息感へ次第に変化して行くあたりにも、スダーンの設計の巧みさが印象づけられる。

 この演奏会の主催は、ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市文化財団グループ)となっている。ミューザが使えぬ間、同ホール主催の演奏会は、この前田ホールやNEC玉川ルネッサンスシティホールなど、川崎市にあるホールを総動員して行なうそうである。
 秋のマゼール客演指揮演奏会も、とにかく昭和音大のテアトロ・ジーリオ・ショウワを使用して開催するとのことだから、とりあえずは祝着というべきか。客席数がミューザより少ないので採算上は苦しくなるけれど、「市内の」ホールでないと川崎市から補助金が出ない――という裏事情もあるらしい。

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