2017-10

4・25(月)シルヴァン・カンブルラン指揮読売日本交響楽団

   サントリーホール  7時

 冒頭に大震災の犠牲者への追悼のための曲として、今日はメシアンの「忘れられし捧げもの」が演奏された。
 この日は読響が、赤坂プリンスホテルに疎開中の被災者たちを無料招待していたとのことで、その関係もあって特別に追加された企画なのだそうである。もちろん、起立しての黙祷などは、もはや行われず。

 本番のプロは、モーツァルトの「プラハ交響曲」で開始、ヤナーチェクの「タラス・ブーリバ」、スメタナの「モルダウ」、最後に再びヤナーチェクの「シンフォニエッタ」で結ぶという「チェコ関連もの」。

 「プラハ」は、優麗ながらもやや平凡な演奏か。「モルダウ」は、ニュアンスはかなり細かいけれど、山中の水源から既に急流が迸るといったような一風変わった演奏で、何かおそろしく忙しいヴルタヴァ河になった。

 結局、今日の演奏のハイライトは、やはりヤナーチェクの二つの作品であろう。
 この作曲家特有の語法の一つ――弦楽器群の美しいざわめきと沸き立ちと、それを底流として全管弦楽を呼応させつつクライマックスに追い込んで行く手法などにおける、カンブルランの指揮の呼吸の、鮮やかでエキサイティングなこと!
 読響も、適度のメリハリと、バランスの良い響きでこれに応えた。なにより、演奏に燃え立つような気魄が感じられるのが好い。今までにナマのステージで聴いたこの2曲の演奏の中で、最も見事なものであったと言って過言ではなかろう。
 カンブルランと読響、好調だ。

コメント

モルダウとタラス・ブーリバ、今テレビでやってるニャり!4ヶ月遅れ。モルダウも清涼感あふれ、タラス・ブーリバも応援歌のように元気だ。震災後の日本を元気づけようと指揮、演奏してくれたニャリね。パチパチ。

ありゃ、間違えた、タラス・ブーリバはこれからだから、さきのはシンフォニエッタだニャ。

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