2020-04

11・30(金)オスモ・ヴァンスカ指揮読売日本交響楽団

  サントリーホール

 ヴァンスカのベートーヴェン・チクルスが始まっている。
 1週間前の「1番」と「2番」が、巷では好評嘖々だ。その余勢を駆って、今日は「英雄」。

 16型の弦でのノン・ヴィブラート奏法、歯切れのよい短い音価でたたみこむ快速テンポ、という演奏は、ふだんやっていないスタイルだから、読売日響も大変だったであろう。かなりギリギリしぼられたそうである。
 だが、その努力は流石に見事な結果を生んだ。第1楽章提示部では、速いテンポのスタッカートが合わなくてハラハラさせたこともあったが、反復の際には早くも立ち直った。そして、第2楽章以降では驚異的なほど完璧に近いアンサンブルを示し、音楽も激しい昂揚に達して行った。これは、まさに鮮やかな「英雄」である。
 このチクルスは期待できる。ただし、次は2008年11月だそうだが。

 前半には、シャロン・ベザリーが実に多彩な音色で、彼女のためにカレヴィ・アホが作曲した「フルート協奏曲」を演奏した。35分ほどかかる長い曲だが、この北欧の雰囲気はなんともいえぬ魅力である。

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