2019-05

2・22(火)東京二期会 R・シュトラウス:「サロメ」初日

  東京文化会館大ホール  7時

 東京二期会と、ネーデルランド・オペラおよびエーテボリ・オペラの共同制作(プレミエは2009年11月10日アムステルダムの由)による「サロメ」の東京初日が幕を開けた。

 今日は、昨日のGPとは別キャストで、林正子(サロメ)、高橋淳(ヘロデ)、板波利加(ヘロディアス)、大沼徹(ヨカナーン)、水船桂太郎(ナラボート)、栗林朋子(小姓)ほか。
 歌手陣が脇役にいたるまでダブル・キャストにより組まれたというのは珍しい。二期会歌手の層の厚さを物語る――ともいえるが、その代わり若手も多いので、舞台にやや乾いた雰囲気があるのも事実である。
 だが、こういうレジー・テアター系の舞台と演技に若手歌手たちが経験を積んでくれれば、わが国のオペラにも、いずれもっと演劇的な面白さが生まれるようになるだろう。

 もっとも今日は、ベテランの中にも客席を向いて歌う人が何人かいた。声がちっともこちらに響いて来ないのである。特に前半はそれが顕著で、もどかしい思いにさせられた。オーケストラも、「本当はもっとガンガンやりたいのだが、(声を聞かせるために音量を)抑えられ、欲求不満になっていた」とかいう噂だったが・・・・。
 しかしその東京都響は、ショルテスの歯切れのいい指揮のもと、昨日と同様にがっしりとした演奏を聴かせてくれた。今回の一連の公演で最良だったのはオーケストラだった、ということになるかも。

 演出に対するブーイングは少なからず出た。カーテンコールに出て来たコンヴィチュニーも、してやったりとばかり、にこやかな表情。

   グランドオペラ 2011年春号

コメント

私も22日を見ましたが、コンヴィチュニーへのブーイングは予定調和的に思えていささかシラケました。穿ちすぎかもしれません。今日、ネットでコンヴィチュニー氏のトークを聞き、以後はブラヴォも出るかな、と思いました。私はヨカナーン役の歌手が弱いかなあと感じたのですが、見ながら、この演出ではこれでよかったのかも、と納得。

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