2019-10

2019・10・7(月)マルク・ミンコフスキ指揮東京都交響楽団

      東京文化会館大ホール  7時

 最初にシューマンの「交響曲第4番ニ短調」を1841年の初稿版で。第2部ではチャイコフスキーの「悲愴交響曲」を演奏。
 選曲もさることながら、指揮がミンコフスキとあらば、どんな演奏になるかと興味を呼ぶ。コンサートマスターは矢部達哉。

 初稿版の「4番」は予想通り、所謂ロマン派的な色合いを一切取り去った分析的(?)な演奏という印象だ。この残響の少ないホールではそれがいっそう強調され、まさに裸形のシューマンといった感になる。こうした演奏で聴くと、やはり改訂版の「4番」はうまく出来ているなあ、という感がますます強くなってしまう。

 「悲愴」も、所謂「チャイコフスキー節」も、「慟哭的な悲愴美」も、ほとんど感じられない演奏である。もっともその辺は、聴き手の好みと感じ方にも依って変わるかもしれない。いずれにせよ、チャイコフスキーの交響曲をこのような形で見直すことは、ある意味では面白い。ただ、作品自体がそのようなアプローチを受け入れるかどうかは、また別の問題だろう。

 ミンコフスキその人は、大変な人気だ。

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