2019-09

2019・9・27(金)ライナー・ホーネック指揮紀尾井ホール室内管弦楽団

       紀尾井ホール  7時

 首席指揮者ホーネックが登場。
 最初に弾き振りでバッハの「ヴァイオリン協奏曲第2番」。そのあとは指揮に専念してメンデルスゾーンの「弦楽のための交響曲第10番ロ短調」と、ベートーヴェンのバレエ音楽「プロメテウスの創造物」全16曲を演奏した。コンサートマスターは千々岩英一。

 「プロメテウスの創造物」全曲━━とは、また珍しい作品を取り上げてくれたものである。今回は西村まさ彦がナレーターを担当して、ストーリーを紹介しながらの演奏になっていた。まあ、大ベートーヴェンの作品としては、「序曲」と「フィナーレ」以外はお世辞にも傑作とは言い難い曲だから、このような試みは効果的だったと言えるだろう。

 ただ、西村まさ彦(改名前の「雅彦」の方がいいと思うんだがなあ)ほどの優れた性格俳優を起用するのだったら、今回のような「解説調」のナレーションでなく、「物語風」にして、音楽と巧く組み合わせるようなスタイルにしたら更に面白くなったのではないかと思われる。
 もっとも、バレエのオリジナルの進行台本が現存せず、残されている僅かな記録からストーリーを「編作」せざるを得なかったということだから、これがぎりぎりの線だったのかもしれない。編作は、ベートーヴェン研究家として有名な音楽学の平野昭さんだった。

 この作品におけるホーネックと紀尾井ホール室内管の演奏は、端整で生真面目だったが、なかなかに引き締まったものだった。こういう演奏が可能なら、最初のバッハなど、弦楽合奏はもう少しメリハリのある構築にならなかったものかと思う。

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